12.29

日曜日は949人。感染増加に歯止めが効かない中、感染力が強い英国からの変異種が国内で発見された。地下鉄は運転士のクラスターで本数が削減され、遂にはコロナで急死する国会議員も出た。
こうやって書いてみるとどうしようもない絶望的な状況にも思えるが、個人的には仕事納めで出社し、大掃除をして帰ってきた。何なら平年よりも緩やかに一年が終わったくらいだ。社会は普通に回っているように見える。
今年は完全にコロナに振り回された1年だったが、周りで罹ったという人がいないためいまいち実感が湧かず、ひたすら違和感の中で生活しているような状況だ。
小5の時に阪神大震災を経験したが、あの時は文字通り生活が壊滅した。だからその分、破壊されたインフラや建物が少しずつ復興していく様も手に取る様に分かり、中2くらいまでにはようやく街全体が元通りになった記憶がある。
だがコロナはどうだろう。目に見えない恐怖と戦い続けながらも今のところ幸いにも大きな実害はないような気がする。ただコロナは資本主義経済に対して確実にダメージを加えている。
破壊されたものが何かはもしかしたらこの先何年もかけて徐々に実感するのかもしれない。